VOL.25  2012.01.01 『新年のごあいさつ』

新年明けましておめでとうございます。

昨年は本当に3.11の東日本大震災もあり、台風なども到来し、天災が日本列島を襲った年でありました。
はたしておめでとうという言葉を使っていいのか逡巡するところではありますが、年の変わり目にあたり、今年こそはいい年にしたいという気持ちを込めて頑張って行きたいと思います。
一月は新年会のシーズンで私も1日3件~4件の場所に伺って沢山の方とお会いをします。
国政の方は消費税の増税論議が盛んに行われておりますが僕達地方議員の立場で考えれば、何故この時期に消費税を増税する必要があるのか甚だ懐疑的です。
別に迎合してものを言っている訳ではありませんが、そもそも僕達は無駄を省いてから税金も含めた社会保障の一体改革という旗の下に民主党で活動してきた訳です。
マニフェストの内容は100%とは言いませんが、代表的な施策を実行もせずにマニフェストに書いても無い事をやるというのは筋が全く通らない事であります。
永田町の論理で言えば、政治は色々あるからとか、野党も含めた合意を取るためにとか、または専門家の人達が出てきて様々な事を言いますが、現状の景気状況はとてもじゃないですが、増税に耐えうる状況ではないと思います。
僕は専門家ではないので難しい事は言えませんが、地方議員として市民と接していれば、分かる事です。
いわゆる「肌で感じる」という動物的直観かもしれません。
しかしそれでも、消費税増税をするというのであれば、国会議員の定数削減は必要不可欠だと思います。
よく、国会議員の数を仮に半分にした所で全体の国家予算の幾何にも満たないという話がありますが、そういう話ではなく、増税世論を構築したいのであればまずは自分達が身を切ってからという事に他なりません。
国民の側に立って見れば、何故自分達だけが負担を強いられて、本来国民の為に仕事をするはずの国会議員がのうのうとしているのかという事になるのは、ある意味必然ともいえます。
2大政党がしっかりしていなければ、大阪の維新の会にも見られるように、国民は第三局を求めます。結果、二大政党は消滅にまで至りませんからまた国会で出された法案を通すためにあれやこれやと政党と政党がくっつきあう永田町の政治ゲームが始まります。
一体この国は55年体制崩壊以来、何度こうした事を繰り返して来たのでしょうか。
結局そこで、割を食うのは国民です。
これからは、恐らく自治体間の格差というのも生まれてくる時代に入ってくるでしょう。
我々地方議員の立場からはせめて、国会で地方分権だけでも急ピッチで進めてもらい、権限を地方に渡して、地方の事は地方で決めさせて貰うシステムを作って貰いたいものです。
いつまでも、永田町の政治ゲームに付き合っていては、本当にこの国は崩壊してしまいます。
幸い東京都は国からの交付金は受けていない不交付団体ですから、ある程度の事は決めて行く事が可能です。
しかし、次年度は税収の減少もあって、8000億円ある基金を取り崩して予算を編成するという状況ですから、決して楽観できる状況ではありません。
特に首都直下型地震が近来起こるかもしれないという想定で様々な震災対策を打ち出していかなくてはなりません。
これから2月、3月と平成24年度の予算を決める、予算議会が始まりますので是非ともご意見を頂きたいと思います。
僕も3月の予算特別委員会では質問に立ちますので、引き続きのご支援、ご指導を宜しくお願い致します。
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