VOL.14 2007.01.09 『2007年が明けました』
新年明けましておめでとうございます。
今年も新しい年が始まりました。
今年も元旦朝4時に起きてから調布市内の団体の集まりである新年の集いに参加しました。
今年は言うまでもなく、政治決戦の年であります。
3つの選挙の内、一番最初にあるのが東京都知事選挙です。
最近石原知事の報道が、テレビや新聞を賑わせています。
私は石原知事は功罪両面があると思っています。
功の部分で言えば、ドラスティックに政策を実現させる力を持っている事です。
本来首長、特に1200万人のリーダーである東京都知事ともなれば、これは絶大な権力を持っています。
国の何とか大臣よりも直接政策を実行できる執行権は強大だと思います。
しかし、何でもかんでも自分の思うとおりにできるかと言えば、どこの世界にも抵抗勢力が存在し、なかなか自分の思った政策を実現できない難しさがあります。
そういった部分では現在の石原知事は政策の良し悪しは別として、実行力は率直に評価できるものがあると思います。
「蛇長すぎる」と言ったのはフランスの文人ルナールでしたが、絶対権力は長くその政権に居すぎれば腐敗をします。
2期8年というのは一般的に見れば長くないかもしれませんが、しかし私達民主党代表の小沢氏も、年末に開いた都議会民主党の集いで、「最近少々石原知事にも驕りが見えてきた」と言っておりましたが、私も都議会で知事を見ているとその感は否めません。
特に東京都知事という重職にあり、権力を持つ立場の人間であれば、自らを戒める事は至極当然の事です。
私達民主党は、今回、そうした思いからも、候補者を擁立し、堂々とその信を都民の皆さんに問うていきたいと考えています。
色々な場所で、「誰が出るのか」という質問を受けますが、2月に行われる民主党東京都連の新春の集いには発表をできると思います。
さて、都知事選挙の次は統一地方選挙があります。
私の選挙区でもある、調布市・狛江市においても、市議会議員選挙が行われます。
今回調布市においては現職4人にプラスをし、計6人の公認を決定しています。
狛江市では現2議席にプラス1の推薦を決定しております。
市議会というのはまさしくその市に住む市民にとって非常に身近な選挙であります。調布市・狛江市のルール・予算を決定していくのはまさしく議会であり、そのルールが私達市民の生活と直接結びついてきます。最近報道をされている夕張市などは、そのルールを決める議会があまりにも幼稚すぎたといっても過言ではありません。
そして、その市の方針が間違った方向に向かえば、被害を受けるのは住民であります。
この日本という法治国家で生活をしていく以上、私達は、法律や条令を無視して生活をしていく事は出来ません。
しかし、その法律や条令という名のルールを創る議員を選ぶのはまさしく市民であります。
「政治に対して無関心であっても無関係ではいられない」というのが、私の持論であります。
おりしも、「憲政の神様」といわれた尾崎行雄が次のような言葉を遺しています。
「国民生活の幸不幸は、全く法律の出来具合いかんで決まる。
いかなる場合にも、絶対に国民を裏切ることのない法律制定者(立法府)をつくるか否かを決する力は、一票の選挙権である。この一票こそ人間の生命財産その他の権利自由を確保する最後唯一の自衛権であることを知らなければならない。」