VOL.12    2006.11.02 『履修逃れの報道を受けて』

全国の高校で履修逃れが新聞、マスコミ報道でも話題になっています。

富山県で発覚したこの問題は、一気に全国に拡がりをみせ、高校教育や大学入試のあり方など、根本的に見直さなければならないという議論にまで発展しています。
そもそもこの問題は、いわゆる昔でいう、一高や進学校といった県内や都内でも優秀な高校で起きています。
学力重視のカリキュラム、いかに有名大学に進学させるかを優先させた「ひずみ」が今回の件にでている訳です。
折しも国では、教育基本法の改正が国会で議論されています。
私は信念として以前から思っていますが、教育というのはいくら文書で方針を決めたり、指導要領でうまく文面をつくったところで、それを実践する機関がしっかりとしていなくては教育そのものは荒廃します。
我党の小沢代表も行っていますが、「愛国心」という文言をいくら教育基本法に盛り込んだ所で、そんなものは何の意味もなく、人格教育をしっかりとしておれば、自然と国を愛する心は出てくるわけです。
今回の履修逃れを長年にわたって黙秘してきた学校側、それを知らないふりをして「シカト」を決め込んでいる教育委員会や文科省に教育を指導する見識などあるのが、甚だ疑問であります。茨城では今回の件を苦に一人の校長が自殺するという事件まで起きています。
一人の人間の首をさし出して、この問題を収束させる事は絶対にあってはならないと考えます。
私は学生の頃は、いわゆる「優秀」な生徒ではありませんでした。
恩師と呼べる様な教師も記憶にありません。
一人だけ小学校3年生の時に習った先生は、いい先生だなと思っていますが、ほかには印象に残っている教師はいません。
むしろ、学校の外での社会で色々と人生勉強をさせてもらい、恩師と呼べる人もたくさんいます。
やはり、今の様な時代は、今回の履修逃れの件をきっかけとして教育を真剣に考えていかなくては日本の将来は真っ暗です。
今こそ、安易な言葉面だけを並べた法律をつくって満足してるだけでなく、実践的な教育を行なっていける制度を迅速に整備していかなくてはならないと考えます。
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