VOL.3 2006.02.04 『冒険家 関野吉晴さんを囲む会』
新年会もやっと落ち着いてきました。
今日は市内のお寿司屋さんで、関野吉晴さんという方を囲む会があり、私の支持者に誘われて参加してきました。
この関野さんという方は、グレートジャーニーという壮大な冒険をされている方で、1993年からチリのナバリーノ島をカヤックで漕ぎ出し、10年かけてタンザニアのラエトリという所まで冒険をされた方です。
グレートジャーニーというのはひたすら腕力と脚力だけを頼りに旅をし、自然と一体にになって生きる人々と寝食を共にしながら、人類拡散の旅路をたどる旅の事を言うそうです。
関野さんは5万3000kmの旅をし、日本人は一体どこから来たのかというルートを辿ってその軌跡を本にし今回出版した訳です。
集まられたメンバーは企業経営の方から学生まで多岐に渡り、私も関野さんの話を聞いているうちに、まるで自分がその旅をしているかのような感じになりました。
現代社会には様々な現実があります。
いい事もあれば嫌な事もある。
そんな現実の狭間で生活をしている私たち現代人にとって関野さんの様な生き方は、いつまでもロマンを追い求める、少年のような存在なのかもしれません。
私は環境の分野で自分が主宰するエコクラブで、炭焼き塾というのがあるんですという話をしたら是非今度参加したいという話があり、今関野さんが教えている武蔵野大学の学生と一緒に参加してくれるそうです。
というのもこれから2007年問題という団塊の世代が一斉に会社や仕事を引退し、地域に戻って来ます。
その時第二の人生をどう過ごせばいいのかというのは非常に大きな課題だと言えます。
働く人もいれば趣味に生きる人もいる中で、過ごし方が分からないという人が沢山いるのも現実なのです。
そうした方達が今、エコクラブの炭焼き塾で炭焼きを学びたいと言って続々と集まってきています。
関野さんは一橋大学を卒業後、調布で外科医をした後、グレートジャーニーという第二の人生を見つけたのです。
そんな関野さんにも色々なアドバイスを頂きながら、私の主宰するエコクラブも2007年問題に向けて着々と準備を進めて行こうと思っています。