VOL.24 2011.05.30 『被災地にボランティアに行ってきました』
先日、津波被害を受けた宮城県に被災地ボランティアとして行ってきました。
訪れたのは宮城県岩沼市、蒲生市、名取市でしたが、私たちがボランティアとして伺ったのは岩沼市です。
夜中の2時に調布を出発し、東北道で一路宮城県へ。
まず驚いたのが東北道を走っていて白川を過ぎた頃から急に道が悪くなる事です。
70キロ以上のスピードで走るとあまりの凹凸さに車がバウンドし、とても走れるものではありません。
仕方なく、スピードを落とし宮城に入りましたが岩沼市役所に8時に到着しました。
早速岩沼市長と副市長とに面会をし、しばらくお話した後、早速作業へ向かいました。
やはり今現地に求められているのは作業をする人や、具体的な支援であり、単に現地を見るだけの視察は必要ないと私は強く思います。
よく国会議員や議員も現地視察などで被災地を訪れて視察をし、現地の行政の方々と話をしてくるといったパターンがありますが、もちろん視察も必要でしょう。
ただ現地の方々はやはり要望をしっかりと聞いてくれる事を心から望んでいるわけですから、現地の対応の手間を考えれば、行く以上泥かきの一時間でもやってくるべきと私は思います。
そして、午前、午後と「大沼さん」という方の家の汚泥の撤去作業を行いました。
ぬかるんだ汚泥の撤去作業はかなりの労力を必要としますが、私は以前宮城県で農作業をやっていた事もあり、肉体労働はそんなに苦ではありません。
労働そのものはいいのですが、とにかく聞くと見るのとでは全く異なる現地の様相には出る言葉がありません。
その後ボランティア作業を終え、宿泊予定の民宿へ向かったのですが、途中で名取市、蒲生市を通過しました。
この街は、岩沼市と違い、かなりの被害でとても一般のボランティアが作業できるような状況ではありません。
自衛隊の方々がもくもくと作業をする中で、ただただ頭が下がる思いです。
これだけの被害を出した災害に対して、改めて日本全体で支援をしていかなくてはならないという思いに駆られると共に、少しでも自分ができる限りの事をやっていこうと思いました。