VOL.23  2011.03.17 『東北地方太平洋地震について』

3月11日、午後東日本をマグニチュード9.0の大地震が襲いました。

この日は第1回定例会の最終日であり、私も本会議に出席しておりました。
石原知事が4選出馬の表明をしたのち、閉会し一度控室に戻り、皆と話をしている最中に地震が起きました。
かなりの揺れに皆戸惑っておりましたが、その後に津波の映像がテレビで中継をされており、皆一言もなく茫然と立ち尽くしておりました。
「これは本当に日本で起こっていることなのか」と思うほど凄まじい光景です。
かたや都庁も新宿の高層ビル群の中にあり、周りのビルを見れば弓なりのように揺れています。
皆がそうだったと思いますが、このような地震は阪神大震災を経験された方以外、関東地区では初めてだったと思います。
東京では計画停電をはじめとし、電車が断続的に止まり、出かけようにもガソリンスタンドは何時間も待つ状態で動きがとれない状況です。
しかし被災地でわずかの食料を皆で分け合っている状況を考えれば、私たちは多少の事は我慢をしなければなりません。
食料を買うためにスーパーは満員、米やカップ麺等も売り切れの状況が続いていますが、米については100万トンの備蓄米がありますし、ガソリンについても200日分の容量は確保していることから、パニックになる事を避けなければなりません。
ひいては政府も全ての機関が全力でやっていますが、未だに避難先で孤立している集落などについては優先的に救援体制ををとってもらう事を望みます。
既に震災が起きてから丸五日が経過しており、せっかく命が助かって避難している先で救援物資が届かずに命が失われるような事は断じてあってはなりません。
東京都においては救出救助の支援体制を強化すべきです。
既に広域緊急救助隊(ヘリ4機、228名)、緊急消防援助隊(ヘリ4機、866名)を派遣し、医療面では東京DMATが派遣され、羽田空港で被災地からの患者受け入れを行っております。
今後は被災地からの避難者の受け入れも含めて都営住宅等の開放も行っていくようでありますので、やれるべき全ての支援策をとっていかなければなりません。
我々都議会も既に議会全体で被災地に義援金をおくる事を決定しましたが、お金もさることながら、物資の支援をどうしていくかが今後の課題です。
また世界各国から支援の輪が広がっている事は本当にありがたい事であると思う傍らで、義援金を詐称した詐欺が発生しているという話を聞くと情けなくなります。
こうした状況を利用して火事場泥棒の最たるものともいえる行為は断じて許せるものではありません。
いずれにしても、これから復旧に向けて皆が力を合わせなければなりません。
私も一人の国民として自分にできうる限りの事を微力ではありますがやっていこうと思っています。

被災地の皆様の無事を心から祈るばかりです。
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